本記事では、運動会における撮影テクニックをご紹介します。
カメラの設定について
まずは、カメラの設定について確認していきましょう。
その①スポーツ撮影モードを使う
カメラの初心者で撮影スキルに自信がないよー、
という方はスポーツ撮影モードがおすすめです。
このモードでは、動く被写体に自動にピントを合わせてくれ、
連写モードもあるため、ゴールの瞬間の撮影で手振れしてしまたり、
撮影のタイミングがずれてしまったりということを防ぐことができます。
※メーカや機種によってスポーツ撮影モードや、
スポーツ撮影モードの機能は違いますので、
お手待ちのカメラのスポーツ撮影モードについては
メーカ公式HPで確認ください。
その②スポーツ撮影モードを使わない場合
スポーツ撮影モードを使わない場合は、
シャッタースピートを早めに設定しましょう。
シャッタースピートを早めにすることで、
大事な一瞬の撮影タイミングを逃すことを避けれます。
次に、連写モードに設定しましょう。
連写モードに設定して、撮影したい前後のタイミングで連写すれば、
大事な一瞬の撮影タイミングを逃すことを避けれます。
最後に、コンティニュアスオートフォーカスに設定しておきましょう。
デフォルトのオートフォーカスにしておくと、不必要にオートフォーカスが動作して、
撮影タイミングが遅れたり、被写体以外にピントが合ってしまい、
子どもさんがボケた写真になる可能性があります。
また、マニュアルフォーカスも一発勝負で
ピントがずれてしまっては元も子もないです。
コンティニュアスオートフォーカスは動いている被写体を
自動でピントを合わせてくれるので運動会などではうってつけのモードになります。
撮影の仕方について
カメラの設定について確認できましたので、
次は撮影の仕方について確認していきましょう。
撮影場所を決めておく
お子さんの出場する競技ごとに、
どこで撮影しておくかを事前に決めておきましょう。
たとえば、玉入れならばお子さんの正面であったり、
徒競走ならば、ゴールの瞬間などですね。
撮影する際の高さについて
撮影するのはご両親など大人の方だと思いますが、
その場合、大人が普通に立って撮影すると
子供の身長より高い位置での撮影になります。
できれば、お子さんと同じ目線、
理想としてはお子さんを下から見上げるような
目線で撮影すると躍動感や臨場感のある写真が撮れます。
特に徒競走のゴールの瞬間などは、
なるべく低い目線で撮影するのがおすすめです。
手振れについて
お手持ちのカメラもしくはレンズに手振れ補正機能が付いていれば、
あまり心配はありませんが、手振れ補正機能が付いていても、
撮影のタイミングに大きな動きがあれば、写真はぶれてしまいます。
手振れしないカメラの持ち方を意識して撮影しましょう。
手振れを防ぐ持ち方は、左手でカメラの下を支え、右手でグリップ部分を持ちます。
この時、脇をしめることで、腕の可動範囲を狭くして、腕のぶれを防ぎます。
この持ち方で撮影すれば、手振れを大きく防げますので、
撮影する際は意識して撮影しましょう。
使用する望遠レンズについて
運動会での撮影には望遠レンズを1本用意しておくことをおすすめします。
保護者席からの撮影も、徒競走のゴール前の撮影も
基本的には望遠レンズを使用することになります。
使用する望遠レンズは当然高い方がよいですが、
コスパも含めて考えると当店では以下をおすすめします。
・キャノン
EF-S 55-250 IS STM
・ニコン
AF-S 55-300 VR
AF-P 70-300 VR
・オリンパス
M.ZUIKO 40-150 R Ⅱ
番外編(バリアングル液晶を使用した撮影)
運動会を俯瞰した写真を撮影したい、
低い視点からお子さんを撮影したい、
という時に役に立つのがバリアングル液晶になります。
極端に高い視点や低い視点からの撮影だと
液晶が見れないので、今何が写っているかであったり、
ピントが合っているかというのが把握できません。
バリアングル液晶に対応したカメラだと
液晶が回転するので、高い視点や低い視点の撮影でも
液晶を回転させることで、液晶を見ながら撮影することができます。
カメラ撮影に慣れてきて、
予算に余裕があれば、バリアングル液晶に対応したカメラを購入するのもオススメです。
運動会の撮影テクニックとしては以上となります。
お子さんの晴れ舞台の撮影が上手くいくことを祈っております。